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*このリプレイ風読み物は、冬コミでで魔法少女TRPG(略)を買っていただいた方に特典として付けた、『リプレイ風読物 教えて総監督!!』を加筆・修正したものとなっています。

リプレイ風読み物 教えて総監督!!

 魔法少女作成

          

総監督 :はい、基本ルールに則って魔法少女を作ります。  

PC①  :解りました。 

 

 

PC②  :了解です。    

 

総監督 :では、心を落ち着けて、自分だけの魔法少女を妄想しましょう。そこに何の遠慮もありません。          

PC①② :OKです。       

          

総監督 :そうしたら、出てくるはずです。その魔法少女の名前と看板番組の名前が・・・ 

 

PC①  :名前は『ウェンディー』です。番組名は『映画ピーター○ン・魔法少女ウェンディーと海底巨岩城』          

総監督 :・・・ディ○ニーは関係ないですか?         

PC①  :全く関係ありません。寧ろ、昨日ウェンディーズに行ってきたので、たまたまです。 

 

総監督 :・・・なら良いです。次お願いします。       

PC②  :はい、名前は『ショーゴ』で、番組名は『それいけ!!熱血魔法少女☆イセ・ショーゴ』です。   

総監督 :ショーゴ?男子?       

 

PC②  :ショーゴは男の娘です。なので、普段はショーコと呼ばれています。          

 

総監督 :・・・まぁ、ルールに性別の貴賎は無いと謳っているからしょうがない。         

          

総監督 :判りました。続いてCV特性を決めましょう。特性からでも、自分の好きな声優からでも結構      ですので、決めちゃって下さい。

もちろんサイコロ決めもOKです。

 

PC①  :では、余り声優に詳しくないのでサイコロで 4・4・5っと・・・この『いけない妄想癖』ってのに      なりました。声優は『田村ゆかり』さんですね。     

PC②  :こちらは、『お○ま』です。声優が石田彰さんってことで、イメージにぴったりです。

総監督 :決定しましたね(内容には触れていません)。つぎが、その魔法少女のチャームポイントを決めましょう。チャームポイント表からみっつ選んでください。     

PC①  :『ロングストレート』・『リボン』・『長いまつげ』のみっつでお願いします。   

 

PC②  :『アフロ』・『リボン』・『上腕二頭筋』です。        

総監督 :PC②から不穏な単語が二つほど聞こえた気がするけど・・・まぁいいや。

演じるのはPC②だし。次は魔法少女の性格を決めましょう。性格決定表からみっつ選んで、パーセンテージを5%刻みで割り振って、合計が100%になるようにしてください。

で、その性格を元に、行動スタンスを決めてください。

 

PC①  :『兄属性 40%』・『甘え下手 40%』・『慈愛 20%』で行動スタンスは『面倒見のいい甘えたがり』で。

 

PC②  :『熱血 40%』・『ツン 40%』・『デレ 20%』で、行動スタンスは『ツンデレヒート』で。

 

総監督 :………マァイイヨネ(男のツンデレって、貴様は海原雄○か)

 

総監督 :魔法少女の普段の姿を決めたら、設定を決めよう。出自表を参照して『出生』・『切欠』・『理由』・『罰』の四つを決めてください。ROCもありです。          

PC①  :11・3・5・2ですので、『出生:リアル魔法使い』・『切欠:契約』・『理由:勧善懲悪』・『罰:MOB化』になります。サブ能力値や人間関係に補正がかかりますが、修正して良いですか?       

 

総監督 :OKです。やってください。      

 

PC②  :『出生:一般家庭』・『切欠:電波』・『理由:願い』・『罰:路線変更』ですね。まぁ、普通でしょう。          

          

総監督 :ここまでが、下準備だ。そして、こっからが本番だから、気合を入れていくように。

          

PC①② :了解です。     

 

総監督 :では、魔法少女の戦闘スタイルを決めよう。戦闘スタイル表を参照にメインスタイルと      サブを二つ決めて、基本能力値の合計をシートに書いてください。

メインのスタイルは総ての数値に+1だから気をつけてね。

 

総監督 :で、スタイルの説明の欄に攻撃系って有るけど、そこは物理攻撃系か魔法攻撃系の区別で、物理なら武器を、魔法系なら杖をそれぞれ一つ取得できます。

要は、物理系スタイルと魔法系スタイルを取得したら武器と杖を差し上げるってこと。

でもスタイルが重複しても取得できるのは一つだけだからね。

 

PC①  :『魔獣使いスタイル』・『防御系魔法使いスタイル』・『基本魔法使いスタイル』です。

基本能力値は、心:9 技:8 体:6 魅:8 運:5 になりました。

 

PC②  :『遠距離武器使いスタイル』・『特異系スタイル』・『特異系スタイル』です。

基本能力値は、心:7 技:9 体:6 魅:4 運:9 になりました。

 

総監督 :次に、各基本能力値の値を下のサブ能力値に割り振ってください。

全体に均等に割り振る必要はないです。でも、戦闘スタイルの説明にありますように、補正サブ能力値には     しっかり割り振ってくださいね。

 

PC①② :了解です。     

          

総監督 :サブ能力値が決まりましたら、魔法少女に見合う技能と魔法を習得しましょう。

メインから四つ、サブから三つずつ選び、自分の魔法少女に見合った名前をつけてあげましょう。

この技能や魔法に名前を付けるのは、自分の魔法少女のオリジナリティを強調するためです。

例え、火の玉を的に投げつける魔法でも、番組ごとに呼び方が違いますよね?そんな感じでオリジナルの名前を考えましょう。

 

PC①② :がんばります。

          

総監督 :で、技能・魔法が決まったら、戦闘用のデータを作ろう。特にCV特性に記入がなければ、MOE     levelは1。

武器・杖・装飾品のレベルも1のままなので、その値を使って空欄を埋めよう。

技能や魔法と同じで、個性を出すために、各々にもしっかりと名前を決めて欲しい。

大きさ・形などは自由なので、これも妄想を働かせてしっかりと作りこんで欲しい。

 

PC①②:判りました。    

          

総監督 :ここまで決まったら、やっと君たちのパートナーを決めよう。

パートナー作成表を参照に決めて欲しい。勿論これもサイコロで振ってOKだ。

 

PC①  :では、サイコロで、2-2・2-5・5-3ですね。容姿は『イヌ』で、行動スタイルは『慈愛』です。

能力は『かばう』になりました。それなら、パートナーは、セントバーナード犬の『たまさん』で。

 

PC②  :こちらは、『もこもこ』で、『熱血』だけど、『逃走』する。謎のもこもこ生命体の『モコ大佐』で。

 

総監督 :了解、そして人間関係を決めよう。初期でパートナーに③、誰でもいいから家族に②最後に右隣のPC魔法少女に①だ。

対象との関係や感情は人間関係表を参照してくれ。

 

PC①  :『たまさん』とは『部下』で『信頼』。家族は『お兄ちゃん』で『兄』で『憧憬』。

となりの魔法少女には、(サイコロ1-2・1-1)『モブその1』で『無関心』になりました。

          

総監督 :ヒドッ!!

 

PC②  :『モコ大佐』に対し『上司』で『仲間意識』。『叔父でよく行く近所のスポーツ店店長』に対し『神(的存在)』で『憧憬』、最後のとなりの魔法少女には『雑魚その1』で『競争心』ですね。

 

総監督 :こっちもヒドッ!! …まぁいいや、それぞれ絆の昇華を選んでおいてね。

 

総監督 :あと少しだから頑張って。

先程決めた番組タイトルの内容を簡単でいいから決めてくれ。でだ、番組内でしようしていた変身呪文と登場時に使用した大見得を考えて欲しい。なぜなら、本ルールには、実際にプレイヤーに実演してもらうからだ。

さぁ、とっとと決めたまえ。

 

PC①② :マジっすか?

 

総監督 :マジです。大マジです。で、あとはイラストを書いて魔法少女作成が終了となります。

まずは、魔法少女作成お疲れ様でした。

 

総監督 :(まぁ、このあとの編成会議の役割を決めたりするのは、魔法少女じゃなくて、プレイヤーがもうひと踏ん張りするだけだから、ここは黙っておいてもいいかな?)    

          

          

*魔法少女TRPG(略称)の下準備はもう少し続きますので、プレイヤーの皆さんは(総監督は初めから        

  判ってやっているので却下します)頑張ってくださいね。 

 

② 編成会議と役職・番組の評価等

 

総監督 :魔法少女を創っただけでは、このゲームは始まらないのだ。

 

PC①② :へっ?

 

総監督 :これから決めるのは、編成会議での君たちの役割だ。

まぁ、細かい所は、説明しながら行なおうじゃないか。

 

PC①② :わ…判りました(汗

 

総監督 :まず、編成会議というのは、各シーンとシーンの間で行う、番組の進行をどうしようかっていう会議の事だ。

この会議で決まったことが、次のシーンで反映されたり、番組の評価を上げ下げしたりする。

ここまではOK?

 

PC①② :OKです。

 

総監督 :その編成会議においての立ち位置ってのが、これから決めてもらう役職ってわけだ。

ルールブックに書いてある通り、総監督を始めとして原作者までの9種類。

このうち、総監督は私だから、8種類の中から選んでもらうことになる。

それぞれの役職に説明があるので、そこを読んで決めて欲しい。

まぁ、決められないなら、サイコロって手もあるがね。

 

PC①  :で、この役職って何をすればいいの?

 

PC②  :この役職に就いて、何か利点があるの?

 

総監督 :二人共いい質問だ。

まず、この役職ってのは、無口だったり、無感動だったり、人気がなかなか出ない魔法少女への救済措置って観点がある、それが次からの説明だ。

会議中、その役職に見合った素晴らしい意見を出してもらうことにより、シーン内で余り獲得できなかったOAポイントを獲得することが出来る。

このポイントは、発言した役職者の魔法少女に還元されるのだ。

次に、編成会議後のシーンに登場する魔法少女に対し、大分有利な環境を作り、OAポイントを獲得しやすくする事が出来る。

最後に、編成会議の最後に判定する番組評価表での判定で番組の評価を上げれば、必然的に獲得できるOAポイントの上限を増やすことができる。

 

総監督 :等の特典がある。

まぁ、いくら素晴らしい意見を言っても、総監督が作成したシナリオを大きく変える様な意見は自粛してもらったほうが、総監督の負担が増えなくて有り難いかなって思うけどね。

因みに、役職者が不在の空欄は、モブや架空の役職者が居るってことになるので、番組に参加した全員で考えて欲しい。

 

PC①② :了解しました。

 

総監督 :では、ちゃっちゃと役職を決めちゃいましょう。

 

PC①  :私は『演出』です。

 

PC②  :こちらは、『AD』で頑張ります。

 

総監督 :決まりましたね。

では、魔法少女TRPG(仮)で世界へレッツゴーですね。

よろしくお願いします。

 

 

③ 判定・ダメージ

 

総監督 :一応ルールブックにも書いてあるけど、こちらでも簡単に説明しましょう。

判定に使用するサイコロは六面体のサイコロのみ。

これを、判定に使用する基本能力値分振って、基準になるサブ能力値(総監督が支持します)以下の出目のサイコロの数が成功値となり、そこにMOE levelをかけた数値が達成値となります。

コレが一般的なこのゲームの判定の仕方になります。

 

総監督 :総監督が目標値を設定したり、vsPCやvs総監督の場合もありますが、なにはともあれ達成値が高いほうが勝利します。

あまりないと思いますが、達成値が同数だった場合は、引き分けないし、受動側が勝利となりますので注意してください。

簡単に言うと、攻撃側の達成値が150だとして、防御側の達成値も150だとすると、差分値が0になりますので、ダメージが入らないってことになるわけです。

 

総監督 :まぁ、技能・魔法を使う際は物理攻撃力・魔法攻撃力を基準にサイコロを振るので、比較的数値が少ない防御側が多少不利になるので、あまり関係ないとは思いますが、MOE levelに圧倒的な差があるとそれすらも掻き消してしまうので、一応覚えておいてください。

 

PC①② :はぁ~い

 

総監督 :よろしい。

 

*成功数×MOE level=達成値

これを確り覚えておいてください。

 

因みに、過去最高のダメージは、climax MVP attackで叩き出した、約16万という数値があります。

 

Climax MVP attackは、MOE levelが最大値で行う最高の一撃であり、必ずクリティカル(達成値が更に倍)になる破壊力が最大の一撃になりますが、其れだけでは到底到達出来ません。編成会議やCV特性、シナリオ等様々な要素が組み合わさります。過去のTRPG史上類を見ないダメージの算出を、是非体験してみてください。

 

④ OA(オンエア) ポイント

 

総監督 :OAポイントもついでに説明しちゃいましょう。

これもルールブックに載っていますので、読めばわかるかと思いますが、名目上は、魔法少女達の評価ってことになっています。

まぁ、他のTRPGでもチット等でお馴染みのカッコイイ発言や行動で貰えるパワーアップアイテムですね、寧ろ、まんまその通りです。

ただ、この魔法少女TRPGではそのパワーアップが多岐に渡りすぎているので、評価者がシーンに登場していないプレイヤー全員や、冷やかしに来ている観客だったりと、ぶっちゃけ誰でも良かったりしますが、配れるOAポイントには限りがあります。

この配れるOAポイントの最大値は、番組運営・評価表の番組の評価に記載されています。

 

総監督 :特に魔法少女としては無口だったり、ニートだったりで発言が少ない魔法少女のために、パートナーやNPCのロールプレイや、編成会議での発言でOAポイントを獲得できるようにしているので、ロールプレイが苦手な人でも魔法少女TRPGを楽しめるようにしてありますので、安心ですね(何が?)。

 

PC①② :良く判んないけど、判りました。

 

総監督 :因みに、今回の第三版にはOAポイント用のチットは入っていませんので、市販のオハジキやトランプ・コイン等で代用してください。

 

⑤ 番組運営・評価表

 

総監督 :魔法少女TRPG(略)の最大の謎、番組運営・評価表の説明を行いましょう。

この表は、番組を放映・上映した際の、お友達からの評価を目に見える数値にするとともに。この番組はここまで運営に努力しているぞ!!と半分自己満足の様相をてらすものだったりします。

表の左側の番組評価チェック表は、編成会議終了後にサイコロを2個振り、編成会議で獲得したOAポイントと等のボーナスの合計で、番組の評価を上げてくものです。

番組の評価が上がれば、当然ボーナスが入りますし、魔法少女達に振り分けるOAポイントの上限が増えるため、それだけ魔法少女たちが強くなる事になります。

 

また、表の右側の空欄は埋めるだけで、上記番組の評価のボーナスになるものです。基本ルールでは、特に考えず空欄を埋める作業を面白可笑しく進めればいいのですが、選択ルール使用時は、この空欄を埋める際にも細かく評価の修正が入る他に、アーティスト・芸能人を使用するとギャランティー(報酬)が発生し、番組内で使える予算をガンガン削っていきます。

この予算が、マイナスになった時点で番組がポシャりますので、ご利用は計画的にお願いいたします。(いや、マジですから)

 

⑥ 実際に編成会議をしてみよう

 

総監督 :では、編成会議を始めよう。

 

PC①(以下・演出):判りました。

 

PC②(以下・AD):いきなりなのはいつものことですが、どういったシチュエーションってか、シーンですか?

 

総監督 :そうだね・・・次のシーンはPC②のショーゴ君が、仲間達と叔父さんが経営するスポーツ用品店に買い物に行って、自称ライバルの他校生に因縁をつけられるシーンだね。

 

演出  :というと、同じ槍投げの選手な訳ですね?

 

総監督 :そうだね。

 

AD   :それって・・・男子?・女子?wwwwwwww

 

総監督 :演出的にどう?

 

演出  :勿論、女の子でしょう(笑)、しかも、ショーゴが男の娘だと知って突っかかってくるパターン。名前は…マーゴット!!しかもぺたん娘(ペタンコ)!!

(突っ込まれながらも総監督・ADからOAポイント+1づつGET)

 

総監督 :って事は、Love? Like?

 

演出  :Like以上、でもLove未満な。自分の感情に気が付いていない典型。

(さらに、総監督・ADからOAポイントづつGET)

 

AD   :まてまて、誰がそのNPCを演じるんだよ!!

 

演出  :総監督でしょ? わたしゃできないよ(笑)

 

総監督 :なに?俺演んの?

 

AD   :だってさ。がんばれ!!

(総監督に同情でOAポイント+1)

 

総監督 :マジっすか…おれ、そんなウブいツンツンキャラなんてできないよ…誰か助けて。

(ジッと演出を見る)

 

演出  :(目を逸らす)

 

AD   :(強権発動)…演れ!!

 

総監督 :…ハイ(´;ω;`)

 

総監督 :って事で、次のシーンが決まりましたので、番組の評価を決めましょう。

今回ゲットしたちOAポイントが5点で、評価表の四角は埋まってないから、他の加点は…ウェンディーが『勧善懲悪』で+1・ショーゴが『願い』で+3の合計が9点。

コレにサイコロを…今回は演出が振ってください。

 

演出  :了解です。(コロコロ)…2・5で7です。

 

総監督 :では、合計で12になるから、評価修正表で+1になるので、番組の評価が1上がったことになる訳だ。じゃぁ、この後は魔法少女を成長させたら次のシーンに行きます。

 

演出  :了解です。

 

AD   :判りました。

 

 

 

 

⑦ 次のシーンはこうなります。

 

総監督 :シーンを始めよう。場所はショーゴの叔父さんが経営するスポーツ用品店『イセスポーツ』で…言いにくいな。まぁいいや、其処に次の大会に向けて古くなったシューズを買い換えるために、ショーゴが来店した訳だ。

 

PC②(以下 ショーゴ):叔父さん!!新しい!!シューズを!!買いに来たぞっ!!

 

PC①  :無駄に暑苦しいな(笑)(OAポイント+1)

 

総監督(叔父さん):喧しいわ!!もう少し静に入ってこれんのか!!

 

PC①  :こっちも暑苦しい!?

 

ショーゴ:叔父さん!!新しいシューズを!!速く!!

 

PC①  :なんか、読点が全部ビックリマークになってるってば(笑)(OAポイント+1)

 

総監督(叔父さん):ほらよ!!コイツが最新もモデルの!!シューズだ!!サイズもショーゴにぴったりのサイズだ!!

 

ショーゴ:流石叔父さん!!でも、嬉しいだなんて思わないんだかんねっ!!でも…その…ありがとぉぉぉぉぉぉぉ!!と、微妙にクネクネしながら台詞を吐きます。

 

PC①  :くそ喧しいツンデレだな(笑)(OAポイント+1 総監督よりCV特性ボーナス 魔力+50)

 

総監督 :そんなやり取りも一段落着いた辺りで、店の入口の自動ドアが開く訳だ。

 

総監督(叔父さん):ヘイ!!ラッシャイ!!おう、マーゴットの嬢ちゃんかい!!今日はなんだい!!

 

PC① :普通のお客さんにもその調子なの!?

 

総監督(マーゴット):こんにちは店長さん、今日は新しいシューズを…

 

総監督(素に戻り):ここで、シューズを手に佇むショーゴに気が付いて、表情が少し厳しくなって。

 

総監督(マーゴット):ショーゴっ!!

(ショーゴを指差し)此処であったが百年目ですわっ!! 次の大会では絶対に負けませんからね!!此方には必勝の策が有るのですから!!首を洗ってまってなさいっ!! 

 

ショーゴ:おうっ!!こっちも負けないわよっ!!お互い!!全力で!!正々堂々戦いましょう!!

 

総監督(マーゴット):クッ!!…よろしくて?、貴方を倒すのは私なんデスから!!それまで絶対に負けるんじゃないですわよっ!!…ふんっ。

 

総監督(素に戻る):そう言って乱暴に、踵を鳴らし退店するマーゴットであった。

 

PC① :いや、マーゴットって言うか、総監督が面白すぎるわ(笑) 

(総監督にOAポイント合計+5点・PC②にOAポイント合計+3点)

 

総監督 :いや、総監督がOAポイントもらってもしょうがないんだが…まぁいいや、敵キャラの強化にでも使ってしまおう。

 

総監督 :さて、取り残されてしまったショーゴくんは、この後何か行動する?

 

ショーゴ:ちょっとセリフがあるんだけど良い?

 

総監督 :いいよ。

 

ショーゴ:なら。…言われてみれば、わたしそもそも、あのコと性別が違うんだから、競技場が同じでも、一緒に競技をした事無いなぁ…と、思い出したように呟いてみる。

 

総監督 :そりゃそうだっ!!(大爆笑)

 

PC①  :ですよねぇ~(笑)

(双方からOAポイントのおひねりが飛び、+10.点獲得)

 

総監督 :落ち着いたら一旦シーンを切るよ。

 

*編成会議に入る前に…

 

PC①  :そういえば、なんでマーゴットの喋り方が、途中から叔父さんそっくりになったの?

 

総監督 :ほら、さっきの設定でショーゴに好意を少なからず持っているって事で、ショーゴにかまって欲しくて、ショーゴの喋りを真似してみたって感じだね。

 

ショーゴ:そう聞けば、なんかいじらしく聞こえないこともない。

 

PC①  :そうだね。聞かなかったら、総監督が途中で面倒臭くなって叔父さんと混同したのかと思ってたとこだよ。

 

総監督 :いや、それはない。…と思う。

そもそも、PC①がマーゴットを演じれば、私がこんなに苦労することは無かったんだがね。OAポイントだってゲットできたでしょうさね?

 

PC①  :(あさっての方向を向いて、口笛を吹くロールプレイを実施中。)

 

総監督 :まぁ、いいよ。次の編成会議に行こうか。

 

…こんな感じになります。

 

 

 

⑧ で、何が言いたいたいかというと…

 

総監督 :この編成会議とシーンの繰り返しで、物語を徐々に盛り上げていき、最期の戦闘→climax MVP attackへと繋げていき、番組を大成功に導いていこうってのが、このルールの醍醐味ってやつになります。

 

総監督 :なので、プレイヤーは、『魔法少女』と『役職』+αをこなす事になりますが、この一風変わったTRPGにどっぷりと嵌ったとき、其処に…新しい世界が広がっているかも知れません。

 

総監督 :まぁ、その世界の向こう側がどうなっていようとも私(作者)は知ったこっちゃ無いですがね。

 

総監督 :なにわともあれ、この魔法少女TRPG(略)を手に取り、このリプレイ風読みものに目を通していただき、大変感謝をしています。

 

最後に、このルールを作成後のテストプレイ中にありましたMAXダメージを叩き出したシチュエーションをリプレイ風にして、紹介いたします。

 

総監督 :が、あくまでも一例ですので余り参考にならないかも知れないことを先に申しておきます。

 

⑨ MAXダメージ 一例

 

*これはシナリオサンプル① スーパー魔法少女大戦Z のclimax MVP attackフェイズでの 1シーンです。

 

登場魔法少女:魔法少女 ハートバイハート

CV特性:淋しがりや(シーンに魔法少女が一人増えるたびに、ダイス+5)

編成会議から始まりますので、ご注意を…

 

――― 編成会議 ―――

 

総監督 :さて、次が大本命のclimax MVP attack になるのですが、今回一番活躍した人は誰ですか?

 

他のPC :一同に魔法少女ハートバイハートをご指名する。

 

ハートバイハート(以下ハート様):マジっすか?

 

総監督 :だね、かなり頑張ってたもんね。んじゃ決定。

 

総監督 :で、此処からが編成会議なんだけど…まぁ、殺ることは一つだね。ボロボロながらも復活して第二形態になったボスを、一撃のもとに葬り去ろうって事だ。まぁ、ハート様の前に、ボスが口上を述べるので、そのあとに、カッコイイ決めゼリフとともにclimax MVP attackをぶっぱなしてくれたまえ。

 

AD  :それなら、ハート様のCV特性とかも考慮しようよ。

 

総監督 :そうだね。で、ハート様のCV特性って確か…

 

ハート様:淋しがりやです。シーンに登場している魔法少女一人につき、サイコロ五個プラスです。

 

総監督 :だからか!!戦闘中にやたらとサイコロの数が多かったのはっ!!

 

ハート様:そうです。

 

演出  :ならば、この最期のシーンはこの場に居る魔法少女全員から、その恩恵が貰えるわけだ(ニヤリ

 

総監督 :…ボスの大きさから考えると、実質そうなるね。(このスーパー魔法少女大戦Zというシナリオは、所謂、敵組織VS魔法少女連合軍団みたいな構図なので、其れこそモブ扱いの魔法少女なんてゴマンといたりします)

 

演出  :じゃ、面倒いからサイコロで決めようよ。(10面体サイコロを二個用意。)

 

総監督 :じゃぁ、10の位と1の位だね?

 

AD   :えっ、100の位と10の位でしょう?

 

総監督 :…マジっすか

 

演出  :じゃサイコロ降るよ…7と4で740!!

 

総監督 :なんすかその数字は!!

 

AD   :でも、戦争なんだからそんなもんでしょ?

 

演出  :ですね?

 

総監督 :…ソウデスネ(´;ω;`)

 

総監督 :まぁ、ではclimax MVP attack フェイズでいきましょう。

 

――― シーン開始 ―――

 

総監督(ボス):はぁぁっぁぁぁぁ!!このままでは終わらん、終わらせん!! せめて最後に一太刀でもぉぉぉ、覚悟ォォォォォォォォぉ!!!!

 

ハート様:そんなことはさせません!!

 

ハート様:魔法少女達の思いをこの拳に載せ!!

輝け!! 今、必殺の!! 感謝の石覇天響正拳突きぃぃぃぃ!!

右手が眩いばかりに輝き、正拳突きにより押し出されたその輝きがボスまで一直線に飛び、ダメージを与えます。

 

総監督 :ダメージをください。

 

ハート様;基本攻撃力が40で、消費魔力が30しかないから+150。それに魔法少女750人だからサイコロが+3750。合計が3940。

これが全部成功で、MOEが20扱いだから、20掛けて78800。クリティカルだから更に倍の157600…めんどくさいから、約16万です。

 

総監督 :…はい?

 

ハート様:160,000です!!

 

総監督 :…うん、それは例えHPマックスでも灰燼になるって(´;ω;`)

 

 

…こんな感じで総監督は泣かされました。

良い子や、魔法少女は絶対にマネしないでね?

 

 

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